キンモクセイの日(まき)

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手作りのわらびもちとあたたかいほうじ茶。

店長です。ブログを書こうとPCに向かいながら、今日はどんなことをお伝えしようか考えています。
ほうじ茶のほのかな甘さ。お菓子の口あたり。お墓に供えてある花。
手を合わせるときに感じる、改まった気持ち。
長い階段を降りて見えてくる神谷町駅前の景色。
はじめてお越しのあの方は、どんなふうにお過ごしになったろう。
常連さんのあの方は、今日はどうだったろう。

文字だけじゃ伝えきれないこと、写真には収まらないもの、たくさんあります。
大切なことはなかなか言葉にできなくて、いつもなんだか困ります。
たとえば、テラスの空気のこと。
今日のテラスは朝から花の香りでいっぱいでした。
来た時から「なんだかいつもと違うにおいがする」と思っていたのですが
それがなんだかよくわからないままカウンターに立っていたのです。
すると、カウンターの向こう側でお茶を待つ方から口々に「キンモクセイの香りがする」という声が。

そうかもしれない、しかし、どこに?と思いながら、お待たせしていたお茶を出します。
お客様が落ちついて忙しさから解放されたところで、カウンターを一旦離れてグラスを拭きに。
流しで洗い物をする、まきさんと合流。
「ん、キンモクセイですね」
「え、どこに?」
「あのへんに、オレンジのと黄色いのが。うちのは、もっと、黄色い感じですね...」
確かにそこには、花の咲いた木が。
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そうか、あれがキンモクセイかと思い至ったとき、それまではよくわからないにおいだったものが
花のいい香りになってふいに具体化され、立ち昇った気がしました。

空気や雰囲気に関するものは、なかなか見える形にはできなくて、どうにも困ります。
自分一人ではわからないことでも、落ちついて視点を変えて、はじめてわかることがたくさんあります。
空気の良し悪しは、そこにいる人が集まってできていくものだと聞きます。そうかもしれません。
今、テラスでキンモクセイの香りを嗅いでいます。テラスを大切に思い、支える人たちが少しずつ声に出し、自分に気づかせてくれた香りです。

まきさんは、お寺で行うNPO団体の活動を通じてオープンテラスにやってきました。
メキシカン、チャイニーズ、海外ドラマが好き。
ゆっくりと話を聞くこと、手を動かすことが得意です。
ほんわかとしっかりと、テラスを支えます。

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コメント(2)

こんにちは。初めて書きます。寺カフェ癒され歴2年です。

昨日立ち寄ったとき、入り口のキンモクセイが、とてもいい香りでした。
気持ちいいですね。

寺カフェのみなさま、いつもありがとうございます。

キンモクセイはこの日の誕生花でした。

・寺カフェふぁんさん
こんにちは。長いこと親しんでいただきありがとうございます。
キンモクセイ、いい香りでしたか。よかった。
今年ももうすぐ冬休みですが、いい感じでやっていければと思います。

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このページは、きはら店長が2007年10月10日 16:56に書いたブログ記事です。

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