高野山カフェレポート

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店長です。
今回はちょっと趣向を変えて、話題のスポット「高野山カフェ」のレポートをいたします。

彼岸寺の「時事」でも取り上げられていた高野山カフェ、お寺でお茶を出すものとしては、ぜひ体験しておかねばならない。限定の精進スイーツも体験しておかねばならない。そう思って、火曜日にいってきました。表参道のカフェにできた高野山まで。

午後四時半ごろ、通りを入ったところに十人程度の見慣れない行列が。
スタッフの方に尋ねてみたところ、一時間後に始まる写経体験の行列で、ちょうどこれから整理券を配るところだということ。運良く二十人の中に入り、整理券をいただけました。これがどれだけ運が良いことだったか知るのは、もう少し先のことなのですが。

ガラス張りの部屋に畳敷き、曼荼羅の掛け軸が掲げられた空間には、都会的でありながらお寺らしい心地よい緊張感が漂います。塗香(お香の粉末です。いい香り)で手を清めて入場。お越しになっている方の多くが若い方で占められていて、昨今のお寺への関心の広がりを思わずにはいられません。
そういえば、以前行った「豆経本(まめきょうほん)ワークショップ」にも、多くの若い方が足を運んでくださったことを思い出しました。

座布団に腰掛けて配布物を眺めていると法衣を纏った講師のお坊さんが入場。一同、正座で説明を聞きます。写経の意義、作法など。

百字の偈(ひゃくじのげ)という短くまとまった経典を、筆ペンでお手本どおりに書き写すこと。文字の一つ一つが仏様をあらわしていること。写した文字にきれい、きたないはなく、文字はそのまま心の表れであること。そんなお話でした。

一同で合掌などをして、いよいよ写経の開始です。
ところが、どうしてもうまく書き写すことができません。もともと書道の時間は大の苦手でしたが、何文字書き進めてもきれいな文字ができません。お手本どおりに書き写すことがここまで苦しく、難しいとは。
見かねたのか、お坊さんが近づいてきて指導してくれました。
「筆の入り方、出方に注意を集中してください」ちょっとだけ、見られる文字になってきました。
お坊さんは、厳しくかつ親切に各人に指導をしてくれます。「波羅蜜多の蜜はハチミツの『蜜』。そう、そう」
写経が進むうちにだんだん集中力が高まってきたのですが、今度は長時間の正座が足にこたえてきます。写経が終わるころには足が痺れて、再び文字が乱れてしまいました。どうにもこうにも。

写経時間の後は自分達で書き写したお経を声を合わせて読みました。
すると、はじめて読むお経にもなんだか親しみがわくような。

読経の後は法話の時間。ようやく膝を崩してお坊さんの話を聞きます。

・高野の昼寝
聖地である高野山では昼寝をしているだけでもご利益があり、その場所を訪れることはお坊さんにとっての何よりの修行でもある、ということでした。お山の懐は、深いものです。
修行時代のこぼれ話も聞けて、お坊さんがとても身近になったような気がしてきました。
参加者との質疑応答を経て、午後7時につつがなく閉会。本日の高野山カフェもこれにておしまい。
まだ見ぬ山に期待を膨らませ、胡麻豆腐のスイーツとの出会いを想像しながら帰路につきました。
写経のほかには瞑想の体験も行っている、ということ。ぴりっと厳しくも面白い、背筋の伸びる体験でした。

高野山カフェは日を追って人気が高まっているらしく、たとえば限定のスイーツについては、オープンの30分前には並ばないとなくなってしまう、とのことでした。最終日の日曜日にはもっと多くのお客様がつめかけることでしょう。各種興味を持たれた方、お早めの到着をおすすめします。

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Kamiyacho Open Terrace

Kamiyacho Open Terrace is a relaxing space like a cafe in Komyoji Temple Tokyo. If you don't know it, read this English page first.

神谷町オープンテラスは、東京メトロ日比谷線神谷町駅前の神谷町光明寺の境内を活かしたオープンスペースです。初めての方はこちらのページをご覧ください。

このブログ記事について

このページは、木原祐健が2007年9月16日 00:09に書いたブログ記事です。

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