「おきもち」とは、ただなのか?

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年度が変わり、お客様の入れ替わりが行われたテラス。
最近、お客様から聞くひとことが、ちょっと変わってきました。

・「えー、ただなの?」
・「アイスコーヒーとあたたかいほうじ茶、おかわり。あーあとわらびもち、ないんですか?」
・「いいのいいの、お賽銭入れていけばいいからここ」

商売でカフェをやっているわけではないし、テラスでのおもてなしは「いくら」という対価を頂く性質のものではありません。しかし、「ただなの?」と言われると、ちょっと悲しい。
なぜなら、お茶もお菓子も、ただ漠然と作っているわけではないからです。「この仕込みには何時間かけて~」という話がしたいのではなく、テラスでのお菓子作りは天気を見て、お客様の顔を考えないことには始まらないものです。そこにある気持ちや手間が損なわれてしまうような気がするので、「ただ」という言い方にはちょっと違和感があります。方便でなくて、「おきもち」なんですね。

また、目の前のお客様をどなたも誠実にもてなしていきたいのはやまやまですが
自分たちも人の身。ご注文を全て受けられるわけではありません。

また、もちろん、お賽銭を入れるから、何でもしていい、というわけではありません。


色々と書いてしまいましたが、新しく来る方も今までいた方も、せっかく出会えたからには大切にしたいと思っております。自分たちも足りない所は見直します。分からないことは聞いていただければなんでも答えるし、誤解を解く努力は常にしていきます。
だから、お客さま。できましたら、あとほんのちょっとだけのお気遣いを。

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寺テラスは「都会のお寺」のお寺としてはマイナスな部分を、テラスのかたちでプラスと変化(へんげ)せしめたマジカルな場所だと思っていますが、そのマジックは呪文でもなんでもなく(経文は関与しているでしょうけれど・笑)、ヒトの智恵と汗というプライスレスによるものでしょうね。

単なる「ただ」ではあの空間が成り立たない、そのあたりのプライスレスさ加減を読み取っていただけるといいですね。
たとえば折々の運営会議の内容を8コマくらいのマンガにしてランチョンマットに、とか。

いろんなメディアで紹介されるようになると、いろんなお客様が訪れて・・・でもなんだか寂しいですね。
感謝の気持ち、どんな些細なことに対してでも常に抱いていたいと思います。

お賽銭だけでなく、「ありがとうございます」という言葉や、感謝の気持ちが態度に現れていると、対応する側としても気持ちが違ってきますよね?どうでしょう?

・Mmcさん
コメント、ありがとうございます。
>ヒトの智恵と汗というプライスレス
まさに。
運営について、自然に読み取れる形でお知らせすることも必要であると感じております。

・aiさん
コメント、ありがとうございます。
どんなお客様にも、気持ちのあるご対応をできればと思います。まずは自分たちの側から、もう一度、言葉で、態度で、感謝を表すことから。

はじめまして。時々テラスを利用させていただいております。

予めこのサイトを見てくる方と、TVの情報で訪れる人では、
オープンテラスへの理解度が違うと思います。
ここは、いい意味で「敷居の低いお寺」ですが、テラスの意義・利用の仕方については、
訪問客へもっと「広報」してもいいと思います。
ご先祖様の眠るお墓もあるのですから。

個人的な意見ですが、テラスを利用する最初と最後の両方手を合わせるようにルールを変えるだけでも少し違うんじゃないかな、と思います。
最初に手を合わせると「ここはカフェではなく、お寺だ」と意識が変わるのではないでしょうか。

思いを伝えれば、カフェ気分で訪れた方の意識も変わると思います。頑張ってください。

・domoさん
はじめまして。日頃テラスに親しんでいただきありがとうございます。

テラスのありかた、利用の仕方について伝えていくこと、ご理解いただけるよう手を尽くすことは、たくさんの方々との(もちろん、お墓に眠るご先祖さまも含めた)関わりの中で大切にされてきた自分たちがこれから果たしていくべきことだと考えております。

どのような縁で訪れる方にも、ごく自然な形で手を合わせることができる雰囲気を大切にしていきます。
気にかけて下さること、これからの励みになります。頑張ります!

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Kamiyacho Open Terrace

Kamiyacho Open Terrace is a relaxing space like a cafe in Komyoji Temple Tokyo. If you don't know it, read this English page first.

神谷町オープンテラスは、東京メトロ日比谷線神谷町駅前の神谷町光明寺の境内を活かしたオープンスペースです。初めての方はこちらのページをご覧ください。

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このページは、木原祐健が2007年5月19日 06:56に書いたブログ記事です。

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